







2021年11月02日REDWING カスタム ダイナイトソールVSビブラム#2055ソール 前編
さて、本日の靴修理は前編・後編に分けてご紹介していきます
今回はREDWING(レッドウィング)のカスタムオールソールを2足ご依頼いただきました!

#8190、アイリッシュセッタープレーントゥ

#8111、アイアンレンジ/マンソンブーツ
ご依頼内容は、
・#8190 ダイナイトオールソール
・#8111 vibram#2055
いやはや、ブログネタには持ってこいの内容ですね 笑

上がvibram#2055、下がダイナイト
どちらもオールソール材料としては非常に人気がありますが、見た目ほぼ一緒
=====================================================================
Vibram Sole(ビブラムソール)
登山家であるイタリア人、ヴィターレ・ブラマーニ(Vitale Bramani) により1937年に創立されました
彼は登山家である彼自身の経験から、登山における厳しい環境の中で、
軽さ、耐久性、機能性、そして安全性の高いラバーソールの開発に従事
1945年には、ビブラムソールを装着した靴で、K2(エベレストに次ぐ世界第2位の山)の初登頂を成功させました
昨今では、ワークブーツ(WHITE'S, VIBERG, DANNERなど)の純正ソールにも使用されております
またconverseやnew balanceといった人気メーカーの靴底にも使用され、
タウンユースとしても人気のソールメーカーになっています
=====================================================================
Dainite Sole(ダイナイトソール)
イギリスのHarboro Rubber社(ハルボロラバー)が開発したソール
正式名称は、Studded Sole(スタッテッドソール)
「Studded=鋲を打つ」ということで、地面をつかむグリップ力が特徴です
Dainiteとは、この会社の工場がかつて昼も夜も忙しく稼働していたことから、
day/nightをもじってダイナイトとなったそうです
こちらも100年以上の歴史を誇り、昨今では英国の本格靴の純正ソールとして採用されております
=====================================================================
そんな各社の話はさておき、2つの違いになりますが、
比較をすると、#2055の方がソールは若干厚めです
ですので、見た目ダイナイトの方がシュッとした感じになりますので、スッキリ見えます
スタッズの高さはダイナイトの方が高めですので、取っ掛かりは出ます
耐久性に関しての意見は様々です
「ダイナイトの方が丈夫や!」とか「#2055の方が減りにくいよね!」と言われますので、正直「?」です
ただ、前店長の野口氏いわく
「自分の靴で3か月テストしたけど、#2055の耐久性と滑りにくさは、ダイナイトの比じゃないわ!」
と言ってました
信じる・信じないはあなた次第 笑
まあ、どちらも優れたソールであることは間違いありません
お好みでお選び頂ければと思いますが、個人的にはダイナイトのソールに刻印された
「BRITISH MADE」の文字がカッコイイので、ダイナイトソールが好きです
なんか非常に前置きが長くなってしまいましたが、(だから2部構成にしてるのですが)
とりあえず、今回はバラシの写真だけアップしておきます
バラシとは、修理業界用語(?)でオールソール(底全面張替)をするために、元のソールを外すことを指します
まずは#8190

これが元のソールです


パカッと外した写真(ミッドソール交換有のため、ミッドも外してます)
ほとんど履いてない状態なので、まだまだ中のコルクもしっかりしてますね
続いて#8111

元のソール、コルクを練りこんだコルクソールです

開いた写真を見て、#8190と比べると、ヒール部分にはウェルトがついていないことに気づきます

ヒールには、鉢巻と呼ばれるパーツつけている仕様です

外したパーツ一覧
こうして見比べると、ソールのタイプによって違いが出てくることが分かると思います

最後にどちらもウェルトの糸を抜いて、バラシ完了
糸を抜く理由は、もう一度縫い直しをするので、その際に糸がかぶっておかしくならないようにです
仕上がりは、また後日アップしますので、こうご期待!!!
クツショウテン高槻店 (阪急高槻市駅から徒歩3分、JR高槻駅から徒歩3分)
住所 : 〒569-0803 大阪府高槻市高槻町13-24 VIVIDビル1階
営業時間 : 10:00〜20:00
定休日 : 水曜
電話 : 072-668-1492
メールアドレス : kutsu.takatsuki@gmail.com
靴修理 合鍵作製 靴クリーニング シリンダー交換(カギ・錠前交換)
カバン修理 サイフ修理 ベルト修理 カサ修理
お手入れ・ケア用品販売(M.MOWBRAY(モウブレイ)・WOLY(ウォーリー)・Collonil(コロニル)など)
グループ店舗のブログ内で上げられている全ての修理・合鍵作製などは、当店でも作業可能です!
配送修理も承っております!
ご質問等はお気軽にお電話、メールにてご連絡くださいませ!
続きを読む
今回はREDWING(レッドウィング)のカスタムオールソールを2足ご依頼いただきました!

#8190、アイリッシュセッタープレーントゥ

#8111、アイアンレンジ/マンソンブーツ
ご依頼内容は、
・#8190 ダイナイトオールソール
・#8111 vibram#2055
いやはや、ブログネタには持ってこいの内容ですね 笑

上がvibram#2055、下がダイナイト
どちらもオールソール材料としては非常に人気がありますが、見た目ほぼ一緒
=====================================================================
Vibram Sole(ビブラムソール)
登山家であるイタリア人、ヴィターレ・ブラマーニ(Vitale Bramani) により1937年に創立されました
彼は登山家である彼自身の経験から、登山における厳しい環境の中で、
軽さ、耐久性、機能性、そして安全性の高いラバーソールの開発に従事
1945年には、ビブラムソールを装着した靴で、K2(エベレストに次ぐ世界第2位の山)の初登頂を成功させました
昨今では、ワークブーツ(WHITE'S, VIBERG, DANNERなど)の純正ソールにも使用されております
またconverseやnew balanceといった人気メーカーの靴底にも使用され、
タウンユースとしても人気のソールメーカーになっています
=====================================================================
Dainite Sole(ダイナイトソール)
イギリスのHarboro Rubber社(ハルボロラバー)が開発したソール
正式名称は、Studded Sole(スタッテッドソール)
「Studded=鋲を打つ」ということで、地面をつかむグリップ力が特徴です
Dainiteとは、この会社の工場がかつて昼も夜も忙しく稼働していたことから、
day/nightをもじってダイナイトとなったそうです
こちらも100年以上の歴史を誇り、昨今では英国の本格靴の純正ソールとして採用されております
=====================================================================
そんな各社の話はさておき、2つの違いになりますが、
比較をすると、#2055の方がソールは若干厚めです
ですので、見た目ダイナイトの方がシュッとした感じになりますので、スッキリ見えます
スタッズの高さはダイナイトの方が高めですので、取っ掛かりは出ます
耐久性に関しての意見は様々です
「ダイナイトの方が丈夫や!」とか「#2055の方が減りにくいよね!」と言われますので、正直「?」です
ただ、前店長の野口氏いわく
「自分の靴で3か月テストしたけど、#2055の耐久性と滑りにくさは、ダイナイトの比じゃないわ!」
と言ってました
信じる・信じないはあなた次第 笑
まあ、どちらも優れたソールであることは間違いありません
お好みでお選び頂ければと思いますが、個人的にはダイナイトのソールに刻印された
「BRITISH MADE」の文字がカッコイイので、ダイナイトソールが好きです
なんか非常に前置きが長くなってしまいましたが、(だから2部構成にしてるのですが)
とりあえず、今回はバラシの写真だけアップしておきます
バラシとは、修理業界用語(?)でオールソール(底全面張替)をするために、元のソールを外すことを指します
まずは#8190

これが元のソールです


パカッと外した写真(ミッドソール交換有のため、ミッドも外してます)
ほとんど履いてない状態なので、まだまだ中のコルクもしっかりしてますね
続いて#8111

元のソール、コルクを練りこんだコルクソールです

開いた写真を見て、#8190と比べると、ヒール部分にはウェルトがついていないことに気づきます

ヒールには、鉢巻と呼ばれるパーツつけている仕様です

外したパーツ一覧
こうして見比べると、ソールのタイプによって違いが出てくることが分かると思います

最後にどちらもウェルトの糸を抜いて、バラシ完了
糸を抜く理由は、もう一度縫い直しをするので、その際に糸がかぶっておかしくならないようにです
仕上がりは、また後日アップしますので、こうご期待!!!
クツショウテン高槻店 (阪急高槻市駅から徒歩3分、JR高槻駅から徒歩3分)
住所 : 〒569-0803 大阪府高槻市高槻町13-24 VIVIDビル1階
営業時間 : 10:00〜20:00
定休日 : 水曜
電話 : 072-668-1492
メールアドレス : kutsu.takatsuki@gmail.com
靴修理 合鍵作製 靴クリーニング シリンダー交換(カギ・錠前交換)
カバン修理 サイフ修理 ベルト修理 カサ修理
お手入れ・ケア用品販売(M.MOWBRAY(モウブレイ)・WOLY(ウォーリー)・Collonil(コロニル)など)
グループ店舗のブログ内で上げられている全ての修理・合鍵作製などは、当店でも作業可能です!
配送修理も承っております!
ご質問等はお気軽にお電話、メールにてご連絡くださいませ!
続きを読む
Posted by クツショウテン 高槻店(靴修理・鞄修理・財布修理・合鍵作製(スペアキー)・JR高槻駅前・阪急高槻・摂津富田・島本・茨木・枚方) at
18:09
│Comments(0)
│REDWING